毎日、子供たちのために一生懸命な親御さん、そして先生方、本当にお疲れ様です。
日々子供と向き合う中で、こんな風に声をかけてしまうことはありませんか?
「ちゃんと机に向かって、じっと座って勉強しなさい!」
学校でも家庭でも、静かに座って先生の話を聞くことや、机に向かって問題を解くことが「正しい学びの姿勢」だと、私たちはなんとなく信じ込まされてきましたよね。
子供がもじもじ動いたり、立ち歩いたりすると「集中していない」と叱ってしまう。
親として、教育者として、子供の将来を思えばこその焦りだと思います。
子供がもじもじ動いたり、立ち歩いたりすると「集中していない」と叱ってしまう。
親として、教育者として、子供の将来を思えばこその焦りだと思います。
しかし、最新の学習科学と脳神経科学は、そんな私たちの常識を根底から覆す、残酷な事実を突きつけています。
実は、「子供を机に固定すること」は、子供が自ら学ぼうとする力や集中力を、脳から直接奪ってしまう行為だったのです。
脳は「動いている時」に最もよく学ぶようにできている
なぜ、じっと座っていると学びの効率が落ちてしまうのでしょうか?
米国ソノマ州立大学の認知発達心理学者、ウェンディ・オストロフ教授は、人類の進化の歴史からその理由を科学的に解き明かしています。
米国ソノマ州立大学の認知発達心理学者、ウェンディ・オストロフ教授は、人類の進化の歴史からその理由を科学的に解き明かしています。
人間が地球に存在してきた99%の時間、私たちは狩猟採集民として、常に移動し、変化する環境に注意を払いながら生きてきました。
つまり、私たちの脳は「変化し続ける動的な環境の中で、最もよく機能し、最もよく学ぶように」進化してきたのです。
それなのに、1日中同じ机に縛り付けられ、動きを止められてしまうと、脳の本来のメカニズムに完全に逆行することになります。
その結果、脳の機能は低下し、集中力や好奇心という学びのスイッチが切れてしまうのです。
実証データが証明する「身体化された認知」の威力
「勉強は頭でするもの」というのは、もはや古い迷信です。
最新の認知科学では「脳や心だけで考えるのではなく、全身を使って考える」ということが、数々の実証データで証明されています。
【実証データ①】
ジェスチャー(手の動き)で問題解決力が劇的アップ
ジェスチャー(手の動き)で問題解決力が劇的アップ
算数の問題を解く際に「手をポケットに入れてジェスチャーを禁止された子供」と「手を使ってジェスチャーで説明した子供」を比較した研究があります。
結果、体(手)を使って説明した子供たちは、その後、より複雑な問題を与えられた時にも自力で成功する確率が大幅に高かったのです。
ジェスチャーが脳の認知的な負担を減らし、記憶を強化したからです。
【実証データ②】
激しい遊びが「算数」と「読解力」のスコアを上げる
アメリカの「PE 4 Life」というプログラムで、ロッククライミングやエアロバイクなどの強度の高い「身体的遊び」を学校に導入しました。
すると、健康面だけでなく、読解力と算数のテストスコアが驚くほど向上し、問題行動が67%も減少したのです。
【実証データ③】
「屋外」に出るだけでテストの成績が上がる
ある実験で、全く同じ内容の「数学」と「科学」の授業を、「屋内の教室」で受けるグループと、「屋外の自然の中」で受けるグループに分けました。
すると、ただ外の動的な環境で学んだだけのグループの方が、事後テストで有意に高い点数を獲得したのです。
【実証データ④】
「歩く」だけで創造性が爆発する
スタンフォード大学の実験で、日用品の新しい使い方を考えるというクリエイティブな課題を与えたところ、机に座っていた学生よりも、散歩しながら考えた学生の方が、平均して6つも多くの新しい使い方を思いつきました。
「苦痛な勉強」から「夢中になる探求」へ
いかがでしょうか?
「じっと座って、テキストを暗記する」という静的な教育は、子供たちの脳の仕組みに逆行した、非常に非効率なアプローチだったのです。
「じっと座って、テキストを暗記する」という静的な教育は、子供たちの脳の仕組みに逆行した、非常に非効率なアプローチだったのです。
子供たちが「これ何だろう?」「やってみたい!」と好奇心に駆られて動き回る時、脳のすべてのネットワークが繋がり、深い学び(長期記憶や創造力)が生まれます。
だからこそ、私たち大人は「机に縛り付けて教え込む」ことを手放し、子供が全身を使って世界と関わり、自ら学ぶための「環境」をデザインする「好奇心のコーチ」へと変わる必要があるのです。
というわけで、
「頭では分かったけれど、具体的にどうやって環境を作ればいいの?」
そう思われた方のために、ウェンディ・オストロフ教授の最新エビデンスを直接学び、実践スキルへと落とし込むための場をご用意しました。
それが、『好奇心ラーナー・コーチ養成講座』です。
この講座では、最新の学習科学と脳神経科学が証明する「子供が勝手に学び出す環境と空間の作り方」を体系的に学びます。
さらに、全国の教育者や親御さんたちとオンラインで対話を重ねながら、あなたの教室やご家庭ですぐに使える「生きた実践スキル」を身につけることができます。
「座りなさい!」と叱る毎日のプレッシャーからあなた自身を解放し、子供たちが本来持っている「自ら学ぶ天才的な力」を一緒に引き出してみませんか?
好奇心ベースの教育をもっと知りたい!
アメリカ・ソノマ州立大学 発達心理学教授で、子どもの学びと好奇心を研究する第一人者ウェンディ博士による、科学的根拠に基づいた「子どもの好奇心を起点とする、主体的な学習環境の作り方」についてより深く学べます。